1.犬の膿皮症は食事で改善できるのか?

1-1.犬の膿皮症について

まずは犬の膿皮症について少しお話したいと思います。犬の膿皮症は簡単に言うと、皮膚で細菌が異常繁殖して化膿してしまい、膿が出てしまっている状態の事を言います。膿皮症は、ブドウ球菌と呼ばれる菌が何かしらの原因で悪さをし、皮膚の細菌バランスが崩れることによりひき起こるといわれています。強い痒みが出たりそれによって掻き崩してしまうことで二次感染が起こってしまったり、熱を持ってしまったりと犬の生活の質(QOL・クオリティオブライフ)を低下させてしまうことがあります。主に発疹を伴う皮膚疾患で足の付け根や耳の裏、体など様々な所に現れます。

1-2.膿皮症の原因

膿皮症の原因はいくつかあるといわれています。もともとの免疫の異常や、免疫力が低下したとき、栄養不良だったり、慢性の皮膚病だったりと原因は様々です。ホルモン系の病気を持っている子も、比較的膿皮症になりやすいといわれています。この膿皮症の原因になる、厄介な細菌は、犬の免疫が低下している時にここぞと言うばかりに増殖してしまいます。ですから、いつでも免疫力を上げ、皮膚を清潔に保ち、もし、膿皮症かな?と思われる症状が出た時は早期発見で獣医師に見せることが大切になります。

1-3.膿皮症と食事

膿皮症は免疫力が低下すると起こりやすいので、食事によって免疫力を上げて行くことが効果テキメンでしょう。とにかく食事は消化吸収が良いもので、胃腸に負担がかからず腸内環境をととのえる物が豊富な食事内容がよいです。雑穀類のようなお米や小麦は消化が悪く犬にとっては好まれない食材です。大豆やトウモロコシなどの植物性たんぱく質も同様に犬にはあまり好まれない食材ですし、とても消化吸収に負担になるので、お勧めできません。良質な動物性たんぱく質を豊富に取ることで免疫力を上げて行くことをおすすめします。オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸も皮膚や被毛の状態を健康に保つ重要な役割がありますので、いつもの食事にこれらの脂肪酸をプラスアルファしてあげることもよいでしょう。このように、食餌から、犬の免疫力を上げることで犬の膿皮症を緩和、または膿皮症感染を防ぐことができるようになるのです。

1-4.まとめ

今回は膿皮症を普段の食事で改善できるか?という事を書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?皮膚の清潔を保つこと、免疫力を上げることは、膿皮症を防ぐ、症状を緩和していくのにとても重要です。免疫力は食事とも密接な関係がありますので、普段の食事内容をしっかりと見直すことで、膿皮症を改善していくには有効です。脂っこいものは膿皮症にとってよくないです。良質な動物性たんぱく質、オメガ3やオメガ6などの脂肪酸など消化吸収に良いもの、皮膚や被毛を元気に保つものを毎回の食事で与えると症状も緩和できるでしょうし、膿皮症を防ぐことも期待できるかと思います。ぜひ愛犬の皮膚や被毛の健康のために食事内容を見直してみてください。

【参考記事】
→ ドッグフード選び1つで「毛並(毛艶)」に影響が出る理由。